今年最後の極寒ソロキャンプ
こんにちは。naoです。
10/22(土)、札幌から約30kmの近場、南幌町の三重緑地公園キャンプ場にソロキャンプに行ってきました。
というのも、この日は10月なのに最低気温が10℃以上の温暖な夜で、雨も降らない予報だったからです。
これは今年最後かも。今がチャンス!!
外で焚き火と焼き肉がしたいだけだよね?
本州だと夏は暑過ぎのため、キャンプは今がシーズンかもしれませんが、寒い北海道は7〜8月がハイシーズンで、10月は寒くてキャンパーは激減、10月末か11月3日くらいでほとんどのキャンプ場がクローズしてしまうのです。
ダラダラしていて出発時間が遅れ、到着したのは16時30分過ぎ。
日没が16:42なので、はやくしないと真っ暗になってしまいます。
こんな時期にキャンプする奴なんていないだろうと思ったら、意外とたくさんのキャンパーが集まっています。
強者キャンパーたち |
受付が17時で閉まるため、先に受付を済ませます。
受付の人曰く、先週はこの倍のお客さんが来ていたとのこと。
これでもお客さんが少ない方なんだとか。
なんとかひとりぼっちになれそうな場所を探します。
トイレからは遠いですが、駐車場のそばの芝生に決定しました。
民家が見えるけどほぼオートキャンプ状態でぼっち感満載。 |
もう設営している途中で日没が訪れ、あたりは真っ暗になりました。
直前にゲットしたGENTOSのヘッドライトが役に立ったぜ!
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サイトが完成し、まずは焚き火を始めることにしました。
寒そうなので飯より焚き火 |
そして、炭が熾きるまでの間、焚き火を見ながらビールで乾杯です。
真空&LOGOS氷点下パックコンパクトでいつまでも冷え冷えのビール |
外で飲むビールは格別にウマい!
UNIFLAMEのチャコスタで炭を熾していましたが、種火がちょっと小さいようです。
ここはちょっと焚き火の力を借りましょうということで、チャコスタを焚き火の上に乗せてたところ、3分くらいで炭が真っ赤に!
熾きた炭を、UNIFLAMEのユニセラに入れ、網を載せて焼き肉開始です。
アメリカ牛カルビのできるだけ赤身のほう |
本当はサガリが欲しかったのですが、近所のイオンにはなく、アメリカ牛カルビの中でできるだけ脂身が少ないパックを選びました。
ついでに言うと、本当はガツ(豚の胃袋)も欲しかったのですが、この日は置いてませんでした。
焼肉屋や焼鳥屋にガツがあったらぜひ食べてみてください。コリコリして美味しいですよ!
焼肉屋や焼鳥屋でガツを扱っているなら、そのガツは自信がある証拠だと思っています。そういうところのガツにマズいガツにほぼ当たったことがありません。たまにボッソボソのガツに当たったことがありますが・・・。
この日は日本シリーズの初戦。NHKラジオ(スマホのradikoをBluetoothスピーカーに繋いで聴取)で日本シリーズ、ヤクルト対オリックス戦を聞きながらのゆったり焼肉です。
戦況をumeとLINEで語りながらの日本シリーズと焼肉はサイコーです。
umeのLINE画面。こんな感じでやり取りしてました。 |
しかも、ゲームが長いので秋の夜長を楽しむことができました。
平年よりも暖かいといえども12℃くらいの屋外。寒いことには変わりありません。下手に薪が残っても処理しにくいので、いつもよりも早めに次々に焚き火に薪をくべてゆきます。
月が出た!と思ったら街灯でした |
焼肉が終わったところで夜も更けてきたので、ちゃんとしたビールをいただきます。
北海道にはサッポロクラッシックという北海道限定のビールがあります。ホップと麦芽だけでできている混ぜ物なしのプレミアムビールが、ヱビスやプレモルより安い、一般のビール価格で売られています。ここまでは有名な話なのでみなさんご存知かと思いますが、夏が過ぎるとサッポロクラシックの中でも、新鮮な富良野ホップを使ったサッポロクラッシック富良野ヴィンテージという限定ビールが登場します。
ちょっと強めの苦味と爽やかで芳醇なホップ香りがするビールです。
ビンテージは古いという意味ではなく、「特定の年代の物だけを使った」という意味。 |
ウマいビールに舌鼓を打っていると、なんだか風が強くなってきました。
今日の風の予報は1〜2mだったはずでは?
アメダスを見ると隣町の江別や長沼は風速3m、北側の北村にあっては5mのようです。
さすが風が強いことで有名な南幌町。
風が強く寒く感じるので焚き火を強くしようと薪をくべます。
強風に煽られ火が強くなる焚き火 |
いつもなら火吹き棒で火を煽るのですが、この日はそんな必要もなく、熾火の風下に新たな薪を置くだけで火が強くなります。
でも寒いので、できるだけ焚き火を自分に近づけました。
タープはTCタープと言って、綿を折り込んでいるので、火の粉が付いても燃え広がりにくいのです。
燃え広がらないだけで、火の粉がついたら小さな穴があくそうなので注意。
風が強くでも焚き火の輻射熱が結構暖かいです。
そして、実はテントを買い替えています。
買ったのはColeman ツーリングドーム/ST+
ソロキャンプやツーリングに大人気なコンパクトテント、ツーリングドーム/STに日光をブロックし涼しい空間を実現するダークルーム生地をプラス。
コールマンの定番ソロテント、ツーリングドーム/STに、ダークルームテクノロジーをプラスしたモデルです。
独身時代のキャンプを含めていままで、陽が登ると眩しくて寝られず、7〜8月のキャンプは朝早く目が覚め、寝不足になってました。
本来、ダークルームテクノロジーは、夏の熱い日差しからテント内を涼しく保つために開発されたものですが、もしかして朝寝に最適なのでは? と思い、秀岳荘のLINE登録でコールマン製品2割引と、マイナポイントに後押しされ、たったの880円でゲットできてしまったのでした。
このツーリングドーム/ST+が大正解!
風は自分の左後ろから吹いています。そこで、テントから1mくらい前に張り出した前室の陰に身を寄せると、風は直接当たらず、焚き火の輻射熱が適度に当たる良い位置が見つかりました。
暖かくてサイコー!
しかし、1時間も経たないうちに焚き火は風前の灯火に。
のこされた1本の熾火 |
こうなるともう、どれだけ近づけても暖かさは期待できません。
焚き火の輻射熱ってすごい暖かいんだ!というのが、火が消えてからわかりました。
この熾火が小さくなったところで、燃えカスをすみ捨て場に捨てに行き、ユニセラと焚き火台を片付けました。
しかし、焚き火がなくなると、強風のおかげで寒くて仕方ありません。
そこで、Colemanツーリングドーム/ST+の前室の中に入り、入口を閉じてみました。
幅約1mの前室 |
この前室を閉めると、風がほとんど当たらず、とても暖かく過ごせます。
日本シリーズが終わってひと段落した23時過ぎ。
まだ眠くないのでラジオを聞きながら引き続き一杯やります。
それでも、テッペン0時に近づくと、スキマ風でちょっとずつ寒くなってきました。
ガスヒーターを持ってくればよかった。
家には15年以上前に買ったColeman クイックヒーターが未使用で残っています。
テント前室は隙間だらけなので一酸化炭素中毒になることはないので、足元にガスヒーターがあったら暖かったことでしょう。次回は必ず持って行きたいと思います。
この狭い前室の空間でラジオを聞きながらゆっくり飲む時間もなかなか良い時間でした。
曇りの予報だった空も、晴れ渡った新月で、星が綺麗に見えました。
スマホで撮れるかな?
オリオン座を撮りたかったのに、うまく撮れず。広角だと夜景モードにならず。 |
さて、いい感じで酔っ払ったところで寝ます。
周囲がうるさくても寝られるように、耳栓を装着。ダークルームと相まってぐっすり寝られそうです。
夜中の3時にトイレに起きましたが、その後、ISUKA エアピローの栓から空気が抜けていることが発覚。栓が壊れました。枕が低くなって寝られません。急遽そこらへんにあったフリースを丸めて頭に敷きました。
さらに、朝方になって予報になかった雨が。耳栓をしていてもこれはかなりうるさいです。
朝の7時半頃、そろそろ雨雲レーダーから雨の予報が消えそうだったので、起きることにしました。
焚き火道具と焼肉道具がなくなり最小限になったサイト |
今シーズン、キャンプの朝は簡単にサンドイッチとコーヒーに決めています。
朝から焚き火や炭を使うと、撤収が大変です。焚き火セットや炭のコンロは前日に冷まして片付けることにしています。
サンドイッチはクーラーボックスから取り出すだけ。コーヒーはガスでお湯を沸かすだけ(使い捨てペーパードリップ)です。
詩とパンとコーヒー (昔、そういう名前のパン屋さんが札幌にあったのです) |
寒いせいか、コーヒーはもう一度お湯を沸かして2杯飲みました。
雨上がりの晴れた朝 |
サンドイッチとコーヒーのあとは撤収です。
テントとタープ以外を次々と片付けます。
しかし、テントとタープは雨に濡れています。
ズブ濡れのテントのフライシート |
防水といえども水分を吸っているので、濡れたままではシーズンオフを迎えるわけには行きません。カビます。
テントを車用のセームで拭き、折り畳まずに40リットルのポリ袋に入れます。これは帰ってから風呂場で乾燥です。
タープはしっかりと乾きましたが、タープを張っていたロープが濡れています。タープはきっちり折りたたんで車の後部座席足元に放り込み、帰りの車中でエアコンを使って乾かします。
タープを折り畳むと枯葉が大量に付着。もちろんブラシで取ります。 |
タープの幕もたたみ終わり、残りはポールとペグとテーブル、というところで大雨が!
いや、大雨だけではありません。クルマにカチカチという音がしながら何かが当たっています。
コツコツという音の正体 |
なんと、霰(アラレ)でした。
上空の寒気の中に、大量の雨雲が流れ込み、大雨とともに霰が降ってきたようです。
幕関係の撤収があらかた終わってから降ってきたので、九死に一生を得たカンジです。
この後、キャンプ場の受付でもらった南幌温泉ハート&ハートの割引券を片手に、温かな温泉に浸かってから帰りでした。
予想外の強風や雨霰などに見舞われましたが、ぼっち感をを味わいながら焚き火と焼肉が楽しめた良いキャンプでした。
では、また来年〜!
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