パナソニックドラム式洗濯乾燥機を修理する(前編)

ななめドラム式洗濯乾燥機が「H59」エラーで止まったよ!

ついに乾燥用の送風モーターがイカれたな。
こんにちは。naoです。
このブログに数回登場しているななめドラム式洗濯乾燥機 Panasonic「NA-VR3600L」ですが、またまたエラーが出ました。
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ネット上で故障報告を良く見かけるNA-VR5600の弟分NA-VR3600 |
Uから始まるエラー番号はユーザー側で何とかしてほしいエラーですが(一部そうでないものもあります)、Hから始まるエラーは「コンセントを抜いて販売店にご連絡ください」という、致命的なエラーです。
H59は「乾燥用ファンの回転に異常」ということだそうです。
実は、数か月前から乾燥時にモーターからキーキーという異音が出たり出なかったりしていたので、乾燥用ファンモーターを事前に発注していました。

ついに交換する時が来た!
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発注済みの乾燥用ファンモーター「AXW401-7JG0」 |
この乾燥用ファンモーターがある場所は、「U04 フィルターを掃除してください」を直すために分解しているヒートポンプの隣です。 なので、いつもの分解清掃の延長で交換していこうと思います。
まず、82kgある洗濯乾燥機をピボットよろしく防水パンから降ろします。
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3回目の背面。 |
ちゃっちゃと2つの裏パネルのネジを外します。
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外れた裏側。なんだか対面する間隔が短くなってきている…。 |
そして、ヒートポンプユニットにつながっているコネクタとドレンホースを次々と外します。コネクタは全て形が違っているので、何も考えずに外しても、戻すときに繋ぎ間違うことはありません。
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これは外す前の状態 |
全てのコネクタと、左右のダクトを外したら、ヒートポンプユニットを斜め手前上に引き抜きます。
注意
この時、ドレン排水がドバドバ出てくるので雑巾で受け止めます。
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ヒートポンプユニット |
この写真の右にある白いのが乾燥用の送風モーターがついたユニットです。
グレーのヒートポンプユニットとは3本のネジで止まっています。
外すと、大きなモーターが3本のネジで固定されているのがわかります。
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3本のネジで固定されている送風モーター。 |
逆側はモーターの軸とシロッコファンが10mmナットで固定されています。手を傷つけないように軍手を履いてからシロッコファンを押さえてナットを緩めます。

北海道では手袋ははめるんじゃなくって履くって言うんです。
送風モーター。ずっしりと重いです。
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わかると思いますが左が新品、右が外したもの。 |
ついでにいつものヒートポンプユニットの清掃もやっておきます。
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約半年でもうこんなに埃が! |
逆の順でくみ上げていって裏蓋を閉める前に乾燥の試運転をしてみました。
しかし、「エラーH59」

直ってない・・・。これは別の原因かも?
モーターに送られる電気の電圧を測ってみると、約0.6V。こんな低電圧であんな重たいモーターが動くわけありません。
これは、電気を送り出す側の基板故障の疑いがあります。

とりあえず元に戻したから、乾燥できなくても洗濯はできるよ!

ひえ~。洗濯始めたら今度はエラー「H71」が出た~!
H71は循環ポンプ異常です。
この機種はWジェットダンシング洗浄といって、ポンプでジェット水流を噴射し、衣類に洗剤液をかける機能があります。(必要かなぁ?)
どうやらそのポンプの異常を検出しているようです。
ポンプやモーターが同時に壊れるのは稀で、しかも、モーターを交換してもエラーが続くということは基板故障で間違いありません。
メインモーター以外のモーター電圧が出てないところを考えると、モーターに電源を供給する回路のコンデンサが寿命になったのではないかと思います。
幸いなことに、Yahoo!ショッピングにNA-VR3600用コントローラー(フカヨウ)「AXW024C-7JGAC」というのが4,000円程度で売られています。
すぐに発注しました。

ジェット水流が噴射されるまでの洗い3分と、すすぎ・脱水はできます。基板が到着するのを待つしかありません。乾燥はあきらめ、洗濯はエラーが出るたび再起動してだましだまし使うことにしました。
はたして、10年以上前に購入した
後編へつづく。
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