北海道にも夏鳥が来たよ!
こんにちは、umeです。5/7(日)GW最終日に、いつもは行かない公園に行ってみました。
数年前にスノーシューで森を散策するイベントに参加して以来の訪問となります。よく羆が出ることで有名な公園です。
国営だからでしょうか、ものすごく山奥なのに施設が超立派。
散策路はバリアフリー設計。交流館から沢まで高低差がありますが、ゆるやかな舗装路が作られており、車いすの方でも楽しめるようになっています。地面に光を通すため、定期的にクマザサを刈っている、と看板に書いてありました。手入れの行き届いた森です。
普段、倒木だらけの野趣あふれる某森林公園を歩いているので、そのギャップに驚きました。
靴が泥だらけにならないって、最高!
今は新緑の季節。森には光が通りやすく、吸血虫もいません。なので、余計に綺麗に見えたのかもしれない。
駐車場代と入場料を払ったんだから元を取らないと…と貧乏人根性剥き出しの夫婦の前に、ひょっこり現れてくれたのはオオルリ!日本三鳴鳥の一つで、鳴き声もさることながら、美しい青が目を引きます。
このオオルリ、出てきたのがなんと、駐車場!
「なんかいい声が聴こえる」とキョロキョロしていたら、向こうから姿を見せてくれました。ラッキーすぎる♪
あちこち飛び移りながら、さえずりを披露してくれました。キビタキと一緒で、横に張り出した枝が好きみたいです。
ショリショリショリ・・・と規則正しい音が。セミだろうかと音のする方を探してみると、エゾリスがクルミを齧っていました。
細い枝をぶるんぶるんと震わせて飛び移ります。まるまると太っていてかわいらしい。
カラマツの林で鳴いていたのはセンダイムシクイ。ムシクイの仲間はみんな似たような姿形をしていますが、センダイムシクイは「焼酎一杯グィー」の聞きなしで判別が可能。口をいっぱいに開けてさえずっていました。
森の中にはところどころ桜の木があり、まだ花を楽しむことができました。桜の木のまわりだけ、蜂の羽音がすごかったです。もしかしたらハエも混ざっていたのかもしれない。
センダイムシクイと並んで賑やかだったのは、アオジです。
naoは、「なんだ、アオジか」と言ってつまらなそうにレンズを向けていますけれど、北海道に夏の訪れを告げる鳥さんであります。
さえずりが響くので、キビタキと間違えてしまう素人夫婦。
アオジの方が甲高く金属音で、一定の節を繰り返しさえずります。言語化は難しい。キビタキはもっと、歌や、おしゃべりのよう。
キビタキの声を実際に聞くと、アオジとは全然違うことがわかります。が、なぜかいつも間違えてしまう。キビタキに会いたい!という邪念が誤認を誘発しているに違いない。
メジロ |
森の奥ではキビタキは現れず。今年初のキビタキに出会えたのは、またしても駐車場そばの舗装されていない散策路でした。
探索をあきらめて駐車場へ戻る途中、どうせなら違う道を通って帰ろうということで、バリアフリーではないワイルドロードを選択したのが功を奏しました。
ちょっと遠いけど、キビタキです! |
オスが二羽、追いかけっこをしていたので、縄張り争いでしょうか? |
さえずりはあまり良く聴きとれなかった |
このワイルドロードには更にサプライズが待ち受けていました!
ポポ…ポポ…と鼓をたたくような鳴き声。ツツドリです。
野鳥観察を始めるきっかけになった鳥さん。声はすれども姿は見えず。支笏湖でカヤックをしているときに「なんの声だろう?」と興味を持ってから早7年。ようやく姿を拝むことができました
カッコウに似ていますが、カッコウは草原性。ツツドリは森林性です。
大きいなぁ。これだけデカいと声も遠くまで届くので、探し出すのは至難の業。発見した時は、鳴いてませんでした。ちょうど開けたところに出てきて、なんか動いているな…って目をやったら、いました。
警戒心の強い鳥さんだと感じました。こちらが見ていることに気づいて、すぐに飛び去っていきました。
少しの時間だったけど、全身を観察できて感動!特徴的なおなかの縞模様も完璧に捉えました。
大満足の野鳥観察。GWなのに全然人がいなくて、自分たちのペースで撮影できたのも良かったです。
ばっちり元はとったぜ!
こちらも駐車場で。トコトコ歩いていたホオジロ。 |
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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