ペット保険、入ってますか?
猫飼いの皆さま、こんにちは。umeです。
今日は猫の保険(ペット保険)についてのお話です。
今やペットとして飼われている犬と猫の数は、1,971万頭(平成28年全国犬猫飼育実態調査 一般社団法人日本ペットフード協会)。なんと、15歳以下の子ども(1,617万人 平成27年総務省人口統計)より多いんですね。
飼育環境の改善やフードの改良で、一緒に過ごせる年月も伸びてきていますが、一方で心配なのが、病気や老齢によってかかるペットの医療費です。
人間とは違い、健康保険制度のないペットの医療費は、すべて飼い主の自己負担となります。
手術となれば10~30万円が一気に飛んでいきます。猫飼いとしては無視できない医療費の問題。気になったのはペット保険の加入率でした。
思った以上に低い!?ペット保険の加入率
参照したのは「PEDGE」の「ペット保険業界の動向」という記事です。
ペット保険業界の市場規模は、400億円。
毎年20%前後の伸び率で成長しているそうですが、400億円って、市場としては相当小さい部類ですね。食品だと「オリーブオイル」単体で、360億円なんてのが見つかりました。コスプレ市場も400億円規模だとか…。「東京ドーム○個分」のようなわかりにくい例えを使うならば、オスプレイ4機分です。
ペット保険市場はアニコム損保とアイペット損保の二社寡占状態。収入保険料でみるとアニコム損保の一人勝ちといってもおかしくない状況です。
これでは、市場規模の拡大は難しいでしょう。
約2,000万頭のペットのうち、ペット保険に加入しているのはわずか5%。
少ないですね。
やっぱり保険料がネックなのかしら?
保険料ってどのくらい?
細かい比較対象は価格.comなどで見ていただくとして…。
手術のみの保障か、通院・入院を含むかで保険料が変わります。
0歳時加入で、手術のみであれば月額1,000円程度、通院・入院を含む場合は月額2,500円~3,000円といったところです。月額3,000円台となると、人間の医療保険と変わりません。
加入年齢が高くなればなるほど、保険料は上がります。また、加入できる年齢の上限があります。これは人間も同じですね。
保険に加入したからと言って、無制限に請求できるわけではありません。入院・通院は一日限度額、手術は一回限度額があります。さらに、年間最大保障額も決められていて、その金額を超えての請求はできません。
書くまでもないですが、勿論掛け捨てです。
加入率の低さは、保険料の割高感が原因の一つであることは間違いないでしょう。ただもう一つ、気になる点がありました。
更新時の保険料が不透明…これは怖い。
下の画像をご覧ください。適当に選んだ三社の契約約款から抜粋しています。
アニコム損保は、契約時の保険証券に、継続保険料を記載しているので安心かとおもいきや、3が不穏ですね。
PS保険、アクサダイレクトにいたっては、継続通知が届くまで来年の保険料が分からないじゃないですか。
敷居は低く設定しておいて、継続保険料でいくらでも稼げる仕様に見えて仕方ありません。
継続保険料が高いからと言って、やめるわけにはいかないですもんね。
結論。猫貯金をはじめよう!
我が家も猫を家族に迎えた時、ペット保険は検討しました。
検討した結果、加入は見送りました。
支払う金額に見合う保障内容とは思えなかったからです。
そのかわり、naoと私で一人2,500円ずつ、月5,000円を「猫貯金」しています。
保険料として支払ったお金は、保険にしか使えません。
貯金であれば、あまり考えたくはないですが、たとえば猫のお葬式とか、お墓の購入費に充てることも可能です。
naoの給与口座から、猫用貯蓄預金口座に引き落とされるようにしているので、毎月確実に貯金できています。私は毎月末の精算日に、食費などと一緒に現金で支払っています。
まぁ。がんばんなさいよ。 |
備えあれば憂いなし
今のところ、年に一度のワクチン接種でしか病院のお世話になることがなく、丈夫な猫で助かっています。
とはいえ、異常があればすぐに病院へつれていけるよう、日頃から猫の様子を良く見てあげることが大事ですよね。
お金がなくて、通院をためらうようなことだけはしたくありません。
そのための、猫貯金。オススメです。
ペット保険をご検討中の方は、契約約款によ~く目を通してみてくださいね!