花粉症に悩まされながらも、野鳥の美声に酔いしれる。
こんにちは。naoです。
5/7(土) 札幌はとても暖かかったので、シマエナガ団子を探しに郊外の森林公園に行きました。
サムネはその時に見た、虫をゲットしたアカゲラのメスです。
できればキビタキも見たいな。
私は昨日、会社帰りにホテルの植え込みでキビタキ雄見たよ(ドヤァ)
森に入ると、高めの美しい声で鳴く鳥がいました。
これはキビタキに違いない。
縄張りを主張しているのでしょうか?
2羽ほど別々の場所から鳴いていることがわかります。
入口から近い場所にいる声の主を探しましたが、樹上から藪の中に入った影を見たっきり、美声が聞こえなくなりました。
そこで2羽目を探すことにしました。
2羽目に近い歩道には、熟練と思われるバードウォッチャーが、私たちと同じように声の主を探していました。
いた、あそこのモジャモジャのところだ。
どこどこ?
熟練と思われるバードウォッチャーも探せなかったようで、どこにいるか尋ねてきました。
こんなモジャモジャの場所です。
モジャモジャの中にいる美声の主 |
なんと、声の主はキビタキではなく、クロツグミでした。
キビタキとばかり思ってた…!
これは初見だね!
日本三鳴鳥は「ウグイス」「オオルリ」「コマドリ」ですが、キビタキとこのクロツグミも負けない美声です。
熟練バードウォッチャーに別れを告げ奥に進みます。
いつも小鳥が良く出る低木エリアに来ると、あちこちから虫のような声が聞こえます。
が、虫ではなくどうやらヤブサメです。
あ、いた、笹の下!
あなたは誰? |
逃げないよう、気配を殺して観察してみると、鳴き始めました。
シーシーシーシー…
口でかッ!! |
この虫のような声!ヤブサメだ!
笹薮から出てはっきりと目視したのは初めてかも!?
もちろん、カメラに収めるのは初めてです。
いつも笹薮の中をギシギシという鳴き声を出しながら移動するのを見てはいるのですが、暗い藪の中なので目視でもはっきり視認できませんし、ましてやカメラに収めることなど、絶対にできませんでした。今回は、樹上に出てきてくれたのでバッチリ撮れましたし、鳴いてくれたので同定もできました。
ウグイス、ムシクイ、ヤブサメの類は種類が多い上に見た目が非常に似ています。鳴き声で判別しなければなりません。
思いがけず、しょっぱなから初見の鳥が続きました。
どんどん奥に行くと、やっぱりイツメンがいました。
イツメンは近くに来てくれます。
近くで主張するハシブトガラ |
そして、あちこちから、「焼酎一杯ぐぃーっ!(ピッチピッチグィー)」という声が聞こえます。
センダイムシクイはなんだか今年良く見てる |
森林公園の奥に行くと、川のそばの藪から、またもやヤブサメの声が聞こえます。
そこで、橋の上から観察してみました。
水場に現れたヤブサメ |
こちらに気づいてないみたいだね。
こんなに見やすい場所に出てくれるのは珍しい。
土と同化しているヤブサメ |
しばらく観察していましたが、ここはシラカバやハンノキが多いのでしょうか?
鼻水が出てきた! 目も痒い!!
薬飲んでるから鼻は大丈夫だけど、目がなんだか痒くなってきたなぁ。
本州の皆さんは2月にスギ花粉に悩まされているかもしれませんが、北海道はスギ花粉がほとんどない代わりに、3月にハンノキ、5~6月にシラカバ花粉症を発症する人が多いのです。
特にnaoは花粉症の鼻炎がひどい(いつ出現するかもわからない)ので、年中薬を飲んで対策しています。が、目には効かないようです。
シラカバ花粉重症の人はバラ科の果物(生食)アレルギーも持っている人が多いです。
花粉症を我慢して、更に奥へ。
奥のほうからアーオー、オーアーオーと声が聞こえてきます。
もうアオバトが入っているね。
そして、歩みを進めると、3人ほどのバードウォッチャーが各々双眼鏡やカメラを構えていました。
何を撮っているのか確認すべく近づくと、ハト大の鳥が羽ばたいて飛んでいきました。
その鳥が出ていくと、3人のバードウォッチャーが見るのをやめて、その場を立ち去っていきました。
何の鳥だったんだろう?
大きさからするとキジバト(ヤマバト)かなぁ?
ハト大の鳥が去っていた方向に歩みを進めます。
その先には池があり、数日前にnaoがカワセミをゲットした場所があります。
池に到着すると、先ほど一緒にクロツグミを見た熟練バードウォッチャーに出会いました。
このバードウォッチャーから「あそこにいたアオバト見ました?」と聞かれました。
あのハトっぽい鳥はアオバトだったのか!?
nao&umeは大のアオバトファンです。見られなかったことを大いに悔やみました。
さて、先日カワセミをゲットしたポイントに到着しましたが、そうそう簡単にカワセミを見られるわけもなく、じっとしていられない我々はここで引き返すことにしました。
もう鼻水が限界!
さきほどヤブサメを見た橋まで戻ってくると、高い樹上から美声が聞こえます。
クロツグミかな?逆光で分かりにくいけど、クロツグミにしては胸の斑点がないような…。お腹全体が白っぽい。
美声の正体 |
違う!オオルリだ!!
オオルリはこの不鮮明な写真だけを残して、すぐに去っていきました。
美声の鳥を2種類も見られるなんてスゴい日だ! 鼻水さえ出なければ・・・。
というわけで、花粉症に悩まされたnao&umeは、足早に駐車場に戻るのでした。
が、意外とこんな時に野鳥に出会います。
またまたセンダイムシクイ |
カップルで登場シマエナガ |
そして、もう少しで駐車場というところで、ゴジュウカラのようなはっきりとした鳴き声の鳥がいました。
naoが声の主を探そうとしていたところ、umeがゴジュウカラではない大きさの鳥を発見!
冒頭のモジャモジャから一転、はっきりくっきりのクロツグミ。 |
鳴いてないけどクロツグミだ!
鳴くのを期待して動画を撮ってみましたが、全然鳴きませんでした。
そのうち、若い女性2人組がやってきて、umeに何がいるのか聞き、一緒に観察しました。
しばらくすると、後ろからカラスがやってきたので、最後まで鳴くことなく、いなくなってしまいました。
この後、3日以上、目だけじゃなく鼻水も辛かった。しばらくは行けないかも?
花粉症には悩まされましたが、初見の鳥に出会えて大満足の鳥見でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
0 コメント :