2022/05/18

給湯器の停電対策、ついに完了!



こんにちは。naoです。

暴風雪や地震で停電しても給湯器が使えるように、DIYで少しづつ準備を進めてきました。


カセットガスストーブが届いたよ!肝心の暖かさは・・・?

今は電池で動く都市ガスストーブも準備済。


nao、給湯器のリモコンを取り替える。

給湯器を停電モード対応に


そして今月、ついにインバーターを購入し、給湯器の停電モードにすることができました。

本来、リンナイが指定するインバーターは「停電対応ユニットUF-TTU1」という商品です。

この商品、中身は「電菱SK120-112」という商品を、リンナイの商流に乗せ、リンナイの取扱説明書を1枚乗せたものです。

更に、電菱のインバーターは韓国COTEK社のOEMです。

100V 50Hzの商用電源と同じ電気が取り出せればなんでもOKです。


ですが、品質が悪いインバーターを使って、20万円以上する&半導体不足で品薄の給湯器をぶっ壊してしまうのはいただけません。

ということで、指定されたメーカーと同等のCOTEKのDC12V入力、出力AC100V 50Hz 120W以上という仕様の正弦波インバーターを買うことにしました。

ありがたいことに、アウトレット品でCOTEKの300Wタイプの正弦波インバーターが13,000円程度で売られていました。

これは今すぐゲットだ!



届いた300W正弦波インバーター

取り出してみると、大きさの割にずいぶんと重くてずっしりしています。

ずっしり

ただ、DC12V入力部分は先バラになっています。

これは最初から分かっていたことです。


先バラの入力ケーブル

リンナイUF-TTU1や電菱SK120-112、その元となっているCOTEK SK120-112はここがシガープラグになっているので、クルマのシガーソケットに入れるとすぐに使えるようになっていますが、今回購入したものは出力が300Wあるため、単純計算で12Vだと25Aの容量が必要です。シガープラグでは耐えられない可能性があるのでしょう。

とはいえ、このままバッテリープラグに接続すると、付け外しがしにくいので、バッテリークリップを付けることにしました。


クルマのジャンパーケーブルに使われるクリップ


準備ができたところで給湯暖房熱源機があるベランダに持っていきます。


さっそくバッテリーに接続

バッテリーに接続してスイッチをONにすると、LEDがグリーンに。正常動作です。

出力電圧をテスターで計測してみます。


103Vは101Vの±6Vの範囲内なので許容範囲。

オシロスコープがないので、ACの波形はわかりませんが、安いインバーターによくある矩形波(疑似正弦波)だと130V以上を示していたので、北電などの商用電源と同じ正弦波なのだと思います。

いきなり給湯暖房熱源機に接続するのが怖かったので、まずはUSB充電用ACアダプタを接続して様子を見たところ、正しく動作しました。

なので、いよいよ給湯器を接続してみます。


緊張の接続の瞬間

本来は化粧カバーを開ける必要はないのですが、設置業者が凍結防止ヒーターを設置していったので、凍結防止ヒーターに電気を送らず、給湯暖房熱源機だけに電気を送りたいため、化粧カバーをあけて給湯暖房熱源機のコンセントをインバーターに接続する必要があったのです。

気温が高いので、サーモスタットのおかげで凍結防止ヒーターは動作しないと思うんですが、念のため。


接続したときのバッテリーの電圧が下がるかな?と思って、バッテリーの電圧を測ってみました。


90Ahの巨大な古バッテリーはまだまだ快調

バッテリは12V以上あるので安心し、キッチンへ向かい、リモコンを確認すると、スタンバイモードになっていました。


電源を刺したので、商用電源かインバーターかわからないのでスタンバイモードに。


ここで、決定ボタンを5秒押すと、停電モードの設定が現れたので、「設定する」を選択して決定を押すと、停電モードに入りました。

停電モードに入ってもすぐに給湯を開始できませんでしたが、お湯の栓を開けて1分ほどすると、着火ランプがつきました。


停電モードで左側にバッテリーマークがついた

停電の時にキッチンでお湯を使うことはあんまりないと思うのですが、問題はシャワーに入りたいとき。

この給湯暖房熱源機の給湯能力は24号(水温+25℃のお湯を1分間に24リットル出せる)ですが、停電モードになるとそれが16号(水温+25℃のお湯を1分間に16リットル出せる)に落ちます。

ということで、シャワーのお湯を出してみます。


風呂のリモコンがシンプルな表示に。というかボケてる・・・。

停電モードは給湯はできますが、暖房と風呂沸かしができません。なので、風呂のリモコンはシンプルな給湯温度表示だけになりました。

で、お湯を出してみると・・・。


いい感じにシャワーが出ている!

シャワーヘッドをエアイン型の節水シャワーヘッドに交換しているため、給湯能力が16号でも、十分に温かいシャワーを浴びることができます。

これでブラックアウトが長期化しても、ガスと水が来ていればシャワーに入れます。


前回のブラックアウト時に、このマンションの6Fは直圧でも水が出ることはわかっています。

あまりあり得ないことかもしれませんが、札幌で直下型地震が起こって、水道網やガス管網がダメになってしまった場合はあきらめるしかありません。

nao&ume家の比較的大掛かりな災害対策はこれでひと段落です。

<参考:ブラックアウト後の災害対策>
・レトルト食品等のローリングストック
・CB缶型のポータブルストーブの購入
・都市ガスコンセント設置と電池で動く都市ガスストーブの購入
・停電対応型給湯暖房熱源機への入れ替え
・車のバッテリー交換による古バッテリーの活用
・モバイルバッテリーの追加購入

胆振東部地震のブラックアウトをきっかけに様々な対策をしてきました。

北海道は冬季の暖房は死活問題です。

停電してガスが生きていたら電池で動くガスストーブで凌ぎます。

逆に、ガスが止まって電気が通っていれば、エアコンを暖房モードにすればよいでしょう。

うちのエアコンは寒冷地仕様じゃないからそこまで暖かくなりません・・・。


あとは、エアコン買い替えの時に寒冷地仕様にすることくらいでしょうか?

でも、災害が起こらないことが一番です。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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