2017/09/11

カワセミのまなざし







9月10日(日)、私たちはカワセミを探していました。







北海道では夏の間しか見られない鳥です。
昨年支笏湖で、一羽のカワセミをカヤックで追いかけたことがあります。
カワセミは魚捕りの名人です。
木の枝からパッと飛び立ち、水中へ潜り、あっという間に小魚をくちばしに咥えて戻って来ます。
鮮やかな翡翠色だけでも目立ちますが、脚、腹、胸、目の周りは橙色で、顎と耳のあたりには白が入っており、他の野鳥に比べて圧倒的に派手なカラーリングです。森林の野鳥たちでアイドルユニットを組んだとしたら、カワセミは間違いなくセンターですね。
魚を丸のみするため、頭が大きく、くちばしも体格の割に長いのが特徴で、アンバランスなんですが、どことなく愛嬌のある姿をしています。


平岡公園


カワセミはファンが多く、写真家にも人気の鳥ですので、観察・撮影スポットの情報は豊富に手に入ります。
今回は、清田区平岡公園で探すことにしました。




湿地に可憐な花が咲いていました。
「ミゾソバ」といって、タデ科の植物で花びらに見えるところはガクだそうです。
筆先で桃色の絵の具を落としたように先端だけが色づいていて、白い部分は半透明になっています。
花の集合体は女性の小指の爪くらいのサイズで、一つ一つの花はさらに小さいのですが、自然の生み出した繊細な細工にしばらく見とれてしまいました。



ガラ類の可愛らしい声を聴きながら、人口湿地でカワセミを待ちましたが、残念ながら姿を確認することはできませんでした。


帰り際に、エゾリスに出会いました。
木から降りてきたエゾリスは、木道の端っこをトットコ駆けていきました。
人間用に作られた木道をリスも使っているんだなぁ…と、うれしく思いました。


茨戸川



私は見ることはかないませんでしたが、naoは遅めの昼食の後、石狩方面へ出かけて、念願のカワセミをファインダーに収めてきました。





夕暮れ時、欄干にたたずむカワセミです。
くちばしの下が赤ければメスなのですが…どうかなぁ?ちょっと確信が持てません。







大きな黒目が穏やかで、優しそうな雰囲気です。
おなかいっぱいお魚を食べられたのでしょうか。今日はもうねぐらに帰るところなのかもしれません。






こちらはオスのようです。





飛び立つ瞬間。見事な流線型です。
夕日に透ける羽根が美しい。
次は私も自分の目で、カワセミを見たいです。



おまけ






飛翔するアオサギ。
脚からしたたる水滴がバッチリ写っていて、なかなか良い写真が撮れました。
アオサギは、パッと見た感じ優雅な姿形をしていますが、顔はちょっと間が抜けています。


「まぬけ」とは失礼な!

ひどいだみ声だしね。




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