2018/05/10

5回目の正直!?シマフクロウと養老牛温泉の野鳥たち




naoが会いたくて会いたくて震えていたあの鳥さんです!



震えすぎて、思わずポチってしまった真新しい三脚を抱え、やってきたのは道東の養老牛温泉。

こちらはシマフクロウが見られることで有名なお宿です。

しかし、相手は野生生物。必ず会えるとは限りません。

naoは過去4回チャレンジして、全部撃沈しています。ある意味スゴイ

前回宿泊した際、シマフクロウは夕方に現れました。naoだけ風呂に入っていて見られませんでした。

「会いたい」という邪念が強すぎるのかもしれないです。


窓の外は川と森


会えなくても、ほかの野鳥たちがエサ台にやってきてくれるし、お部屋も素敵。料理も豪華。温泉も最高。



海の幸、山の幸が盛りだくさんの夕食


他に楽しみが沢山あるお宿でございます^^


フロントのカレンダーには、シマフクロウが出没した時間が書き込まれています。

前日は午後7時と午前4時の二回、来ていました。


食事を終え、21時半まで粘りましたが、シマフクロウは現れず…。

今度も邪念が強すぎたのか…。

明日朝に賭けよう、と部屋に戻って30分後。

フロントから「シマフクロウが来ました!」と電話が!



nao、猛ダッシュ。同じくシマフクロウを楽しみにしていた男の子と競い合うようにして駆けていきます。

宿泊した部屋は新館で、ものすご~く長い廊下で本館ロビーとつながっているのですが、naoの姿はあっという間に見えなくなりました…。

ロビーの照明は落とされ、窓の前には人だかりが。生け簀だけがライトに照らされています。

いた!目の前だ!





デカイ!

なんて立派な羽なんでしょう。美しい。惚れ惚れしてしまう。





デカすぎて(近すぎて)、横向きのレンズだと見切れそうなくらいです。

瞳の色が…すごい。金色。

シマフクロウの大きさ、存在感。写真じゃ伝わらないかも~~(ノ´Д`)

縦に構えようとしたら、飛び立った!

魚を狙って、キタキツネが茂みから姿を現したのでした。

ほんのわずかな時間…でも、会えた!嬉しい…!



動物園で金網越しに見るシマフクロウと、ガラス越しに見るシマフクロウ。

似ているようで全く違う、と私は思います。

ガラスの向こうに広がるのは、紛う事なき北海道の大自然。

シマフクロウは誰に頼まれたわけでもなく、自分の意思でここへやってきて、魚を捕り、去って行くのですから。

…ま、今回はキタキツネに邪魔されて手ぶらで帰りましたけどね^^;



宿の従業員には、キタキツネは不評のようです。

しかし、シマフクロウは良くて、キタキツネはダメ。というのは筋が通りません。

どちらも同じ野生生物。懸命に生きる命に変わりはない。





朝方生簀に残った魚を狙い、失敗し、ビショビショになったハシブトガラス。君もりっぱな命の一つ。

…なんだ、カラスか」なんて言ってゴメンよ。



午前3時に起きて(というか前日のエゾシカ騒動でほとんど寝ていない)、朝風呂に入り、3時半から夜明けまでシマフクロウを待ちましたが、結局現れませんでした。



シマフクロウの餌付けについて、否定的な意見の方もいらっしゃるかもしれません。

私は、ねこマシーンさんがブログで書かれているのと同じ理由で、アリだと思います。





「大好きであれば見たい」と思うのは当然だし、「見ないと本当の意味で大好きになれない(理解も深まらない)」

ねこマシーンさんのblog、超面白いです♪オススメ!



私たちが泊まったお宿には、子どもたちも沢山来ていました。

みんなシマフクロウに大興奮。

実際に見ないことには、この興奮も、感動も生まれなかったんです。

野生のシマフクロウに、一瞬でも会えたという経験は、宝物になるはず。どうか忘れないで、大人になってほしい!

ゲーム機コーナーやプールなど、子どもたちの娯楽が一切ない山奥のお宿。ここを選んだ親御さんにも敬意を表したいと思います。




さて、他の鳥さんたちもご紹介しますね!




朝になり、数羽でパンを拾いに来たのは、ミヤマカケス。




カラス並の大きさですから、ミヤマカケスが餌台にいるときは、他の小鳥たちは近づけません。





向こう岸の崖に、エゾシカが二頭現れました。





ものすごい急斜面なんですけど、平気な顔で歩いています。すごいな~。


明るくなったし、外を散歩してみることに。



ハクセキレイさん!おはよう♪

まずは屋根の上のハクセキレイさん。





キセキレイは蛾を捕まえて食べていました。






おなかが黄色くて、可愛いですね!





ハシブトガラ。にぎやかにさえずっています。






ハシブトガラ以上に大きな声のゴジュウカラさん。






「チチチチィー…ピィ!」と鳴いていたヒガラさん。思い出したように最後に付け足す「…ピィ!」がメッチャ可愛かった!






エゾエンゴサクの青色が好きです^^♪






帰りに「神の子池」に立ち寄って、旅は終了。


転勤前に、シマフクロウに会えて本当に良かった!もう北海道に思い残すことはありません!
…3年で戻ってくるけどね♪



次回は、札幌でお留守番をしていた猫のお話です^^


ポチっとよろしく♪

応援ありがとうございます♪

4 件のコメント :

  1. 「会いたい」という気持ちは邪念なんですか・・・厳しい世界
    世の中のラブソングも西野カナも吹っ飛んじゃうね!(^_^;)

    あと、養老牛温泉フロントの、シマフクロウ来ました」連絡サービスがすごいですね。猫に置き換えると、「今、茶白2キジトラ1がごはんもらいに来ました!来てます」みたいな連絡になるんだろうか・・・(笑)

    シマフクロウ、周囲が暗いせいもあるけど、なんだか神々しいですね・・・
    ぽーっと見てたんだけど、umeさんの「横向きのレンズ」でちょっとツボっちゃって笑ってしまったじゃないですか!(笑)
    2枚目のシマフクロウの表情見てX-MENのウルヴァリンを思い出しました!(というかヒュージャックマンを思い出したというべきですかね笑)

    今日もたくさんの綺麗な写真をありがとうございます!
    朝から目の保養をしたので、日中仕事で目を使いたくない思いです(笑)
    そっと閉じて瞑想しておこうかな(仕事しろ)

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    1. >ぷしゅ猫さん
      「会いたい」という強い思いや、鳥を探す目線が、鳥には「殺気のようなもの」として伝わるのではないか、と思っております^^
      逆に、「なんとなく気配を感じて見上げたら、エゾフクロウがいた」という話は三件ほど聞いたことがあります。

      レンズは丸いから縦とか横とか関係ないですよね〜(。>∀<。)
      校正担当のnaoが出張で不在だったからなぁ。私のカメラの知識が紙のように薄っぺらいことが、お分りいただけたかと思います^ ^
      せっかくぷしゅ猫さんが笑ってくれたので、記事の修正はしないでおきます!

      ヒュー・ジャックマン、カッコいいですよね^ ^
      シマフクロウの別名で使えないかな?
      「道東のヒュー・ジャックマン」とか、「森のヒュー・ジャックマン」なんてどうかしら?

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  2. 冒頭からふきました(´゚艸゚)∴
    震えるほどに思われてるのに、4回もすっぽかして、5回目でやっと一瞬の邂逅かぁ。 さすが王者、甘くないですね( ¯∀¯ ) 
    でもnaoさん、会えてよかったです!

    小さい鳥もそれぞれ魅力的ですが、猛禽類の特別感は別格ですね。夢中になるお気持ちわかります。写真見るだけで崇めたくなりますもん。
    フクロウなんてずんぐりむっくりなのになぁ。 目が違うのかしら。

    ねこマシーンさんのブログ見ました。
    写真も文章もカッコイイですね!ほれぼれ(っ´ω`c)♡

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    1. >うまんまさん
      さすがに4回空振りというのは珍しいのか、仲居さんに話したら、ちょっと引いてました(笑)
      ねこマシーンさんの「かっこいいとり」って褒め言葉が、本当にしっくりきます。
      大きくて、美しくて、神々しい!
      何より、あの金色の目に惹きつけられます。

      私たちは羽を広げた写真が撮れなかったので、ねこマシーンさんのブログを見ていただけて嬉しいです^^

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