2018/05/08

エゾシカのつぶらな瞳に、胸がしめつけられた話




ゴールデンウィークは、nao's ママ(義母)と一緒に道東へ旅行に行きました。

そこで出会ったエゾシカのお話に、しばしお付き合いください。





サロマ湖ワッカ原生花園で、レンタサイクルを借り、湖口までサイクリング。

サロマ湖は汽水湖で、海とつながっています。

ネイチャーセンターから第二湖口まで
片道3.5km


18年ぶりに、自転車に乗った私。

ちゃんと乗り方は覚えてました^^

しかし、普段から自転車を利用している義母には、激こぎしても全く追いつけず…。



原生花園はまだ花の季節には早いです。

ノビタキとアオジがたくさんいましたよ。


枯れ草と曇り空で、水墨画みたい。


オレンジ色の胸毛、いただきました~♪


第二湖口には、コンクリートの橋がかかっています。


原野に突如現れる巨大人工物
左がオホーツク海、右がサロマ湖


ここに、二頭のエゾシカがいました。

一頭は、私たちに気づくとすぐに逃げていきました。まさに、飛ぶようなスピードで。これが、普通の反応です。


もう一頭は、逃げません。どうしたんでしょうか?



なんだかボンヤリしている

かけ足をした時に気づきました。

右の後ろ足をひきずっています。




右後ろ足、ちょっと太く見えます

ケガをしていて、全力で走れないみたいです。

動きもなんだかおかしい。

人間を恐れない時点でアウトなんですけど、あっちふらふら、こっちふらふら…。


あげくのはてに、岸壁を乗り越えて、海に飛び込もうとしました。





私と義母はそれを見て仰天。悲鳴をあげました。

幸い、岸壁に体がぶつかって海に落ちることはありませんでした。しかし胴体から地面に落下、その後痛めている右後足をさかんになめていました。



橋を渡ろうとするエゾシカ


何を思ったか、私たちのいる橋をのぼってきたエゾシカ。

さすがにこの距離になると、エゾシカも軽くパニックになったらしく、いきなり走り出しました。

橋の側壁を乗り越えて海に落ちたら大変!


とりあえず落ち着かせようと、必死で語りかけました。



「危ないから戻んなさい」
「まっすぐまっすぐ」


義母はシカをビックリさせないように、隅っこでジッとしている作戦です。

言葉が通じるわけはないんですけど、私の思う通りに、Uターンして橋を降りてくれました。あ~、良かった…。



一体どうしちゃったの…

その後も、私たちが湖口を離れるまで、ずっと辺りをうろついていました。



この日は養老牛温泉で一泊したのですが、昼間のエゾシカのことが気になって、中々寝付けませんでした。

せっかく厳しい冬を乗り越えたのに。

ケガをして、判断力が大分鈍っているようでした。

このままだと、自らケガを悪化させてしまいそう…。



私の目をジッと見つめ返してきたエゾシカ。

もしかしたら、助けを求めていたのだろうか?

そうだとしても、私にはどうしてあげることもできなかった。



ずっとモヤモヤ、うじうじ。考えても仕方ないのに、考えてしまって…。



ワッカ原生花園のオジロワシ


札幌に戻ってきて、やっと、一つの結論にたどり着きました。

あの子は長くは生きられないかもしれないけれど、その身体はワッカ原生花園で暮らす他の生きものたちの糧になる。それが正しいことなのだから、と。






それに比べて人間は、死んだら灰になるだけ。なんの役にも立ちません。エゾシカの方がよっぽどエライような気がします。

そう、自分を納得させたのでした。








とりとめのないお話ですみません。

これで終わるのはどうかと思うので、能取湖のとろこ畔で偶然発見したオジロワシ夫妻をどうぞ!



車の中から撮影しています

仲良く並んで湖の方を眺めています^^♪




下の個体の方が大きいですね~

オジロワシはメスの方が大きいらしいです。ということは、下の個体がメスでしょうかね?



あっち向いてホイ

どっちがメスか確信は持てませんが、どちらも男らしい表情です^^



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



4 件のコメント :

  1. 目の前で海にダイブされたら回復不能のトラウマが残るよね・・・。落ちなくてよかった!言葉通じなくても、義母さんとumeさんの思いは通じたんだよ。しっかり栄養とって、快復することを祈るばかりです。

    返信削除
    返信
    1. 橋の上から見てたんですけどね。ダイブ未遂は本当に肝が冷えました……(;ω;)
      海に落ちてたらトラウマですね。記事にも出来なかったです…。
      今でもシカのつぶらな瞳が、目に焼きついてます。

      削除
  2. 野生動物だし、手出しできないことはわかっていてもモヤモヤしてしまいますね。ケガしてたらじっと隠れて回復を待ちそうな気がするけど... 餌付けされてたのかなあ。
    死をイメージさせるものは、心を不安定にしますね。いつか行く道だからでしょうか。あまり考えないのが良いかと思います(o'ω'o)

    返信削除
    返信
    1. >うまんまさん
      うまんまさんのおっしゃる通り、本当に具合が悪かったら、うずくまってジッとしていると思います。まだ自力で歩けてましたから、希望は持てそうです。
      野生動物に対して、可愛いとか可哀相と感じるのは、人間側の勝手な思い込みなんですよね~。

      削除