ナキウサギの冬支度と望岳台の夕日

ナキウサギの冬支度と望岳台の夕日

2018/9/20    ume

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美瑛、富良野エリアをドライブしていると、東側に噴煙をあげる山が見えます。十勝岳（2,077m）です。

四季彩の丘から十勝岳を望む。

十勝岳の中腹、標高900ｍ地点にある展望所、「望岳台」。

めっちゃ良い天気！暑い！

ここで、ナキウサギを探しました。

望岳台防災シェルター
休憩所と綺麗なトイレ有

９月にも関わらず望岳台の気温は高め。20℃くらいありました。

もうちょっと気温が低くないと、ナキウサギは活発に動いてくれません。

今日はあまり期待しない方が良さそうだな…。

そう思いながら、山を登っていきます。

登山道はこんな感じ。石だらけ。

足場はザラザラとした石で覆われていて滑りやすいです。必ず登山靴をはきましょう！

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結論から申し上げますと、私はナキウサギを見ることはできませんでした。

エゾモフ界のファンタジスタ

別行動を取っていたnaoがカメラに収めました。皆様、心行くまで、丸くモフモフな姿をご堪能ください。

冬期間の食べ物備蓄中！

エゾモフ界の神セブン

遠かったので、これ以上のトリミングは厳しい！

ナキウサギを探すコツ

口角が下がっているのが逆に可愛いのだ。

十勝岳を登っていると、あちこちでナキウサギの声を耳にします。


↓ナキウサギの声（7秒の超短動画）

「チィッ」とか「ピッ」といった甲高く、短い鳴き声です。

声のした場所を探したくなりますが、そこにナキウサギはいません。

岩と岩の隙間に隠れて、鳴いているからです。

こういう岩場の下で鳴きます

地上を動き回っている時のナキウサギは、ほとんど鳴くことはありません。

捕食者から丸見えの場所で大声を出すはず…ないですよね。

これは鳴いているように見えるのですが…。
撮影したnaoは鳴き声を聞いた記憶はないそうです。

ナキウサギを探すコツその１。まず視野を広く保ちます。

視界全体をまんべんなく眺めて、動きのある場所をチェックしていきます。

それらはトンボだったり、たまにシマリスだったり、ほとんどは風になびく草なのですが…。

ジッとしていることは少ない

運が良ければ、そのどれかがナキウサギです(笑)

野鳥観察の手法と似ていますが、音を頼りにできない分、難易度は高いですね。

ナキウサギは冬眠しません

コツその２は、あまり動き回らないこと。

人間のたてる物音に敏感に反応し、隠れてしまうからです。

ネズミじゃないよ。ウサギだよ。

ここと決めたら動かず、そのへんの石ころになった気持ちで待ちましょう。

…ま、私は今回その方法でナキウサギに会えなかったわけですが…(笑)

夕日を浴びて、モフ毛が金色に輝く！

野生動物との出会いは運の要素も大きいですので、「会えたらラッキー」という心のゆとりも必要かな。

望岳台の素晴らしい景色

キレイな夕日！

ナキウサギが見られなくても、望岳台はいい所ですよ^^

火山独特の地面を、ザクザクと歩くだけでも楽しい。

「大雪山」は北海道中央部の火山群の名称です

天気が良ければ、大雪山の雄大な山々の連なりと、眼下には富良野盆地が望めます。

すっかり有名観光地と化した「青い池」も近いです。

十勝岳。格好いい山でしょ？

ナキウサギ達は冬支度で大忙し。観察するには良い季節かもしれませんね。

ただ、これからどんどん冷え込みが厳しくなりますので、防寒対策はしっかりとしていきましょう！

おひさま、また明日～！

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