2018/09/25

鮭の遡上!強く儚い命の輝きを見た




アオバト観察の帰り道、増毛町に立ち寄りました。

町を流れる暑寒別川には、シャケがたくさん上ってきていました。



遡上するシャケを見ると、何だか悲しいような、切ないような気持ちになります。




川を上り始めたシャケは、もう何も食べません。

成熟した精巣や卵巣が胃を圧迫し、食べ物を受け付けなくなるからです。

(↑昨年、千歳水族館のスタッフさんに教えて貰いました)




次の世代に命をつなぐ。その目的を果たすためだけに、必死で川を上っていきます。




スムーズに上るシャケもいれば、まだ河口付近にもかかわらず、すでに弱っている個体もいます。

何度も水流に押し戻され、その度に流れのゆるやかな場所で休憩して、しばらくするとまた力を振り絞って上流へと向かっていく。




そういう個体の尾びれはもうボロボロ。

見ていると泣けてくるんです…(´;ω;`)


力尽きたシャケを狙うカモメとカラス。
虎視眈々と目を光らせています。





命ってすごいな…。゚(゚´ω`゚)゚。





お店に並んだシャケは、子孫を残すことができなかったわけで…。

シャケさん、ごめんよ。そして、ありがとう。




シャケに限らないことですが、日々食卓で命をいただくことの有難み。しみじみと感じました。


場所はコチラ↓広い駐車場があり、じっくり鮭の遡上を観察できます。



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2 件のコメント :

  1. ちんたらと生きてる私には、これが生き物の正しい生き方なんだと見せつけられるようで眩しいですわ(/ω\*)
    セミもそうだけど、長い一生の最後の最後でつじつまをあわせるべく必死になってる感じがして、効率がいいというか、要領がいいというか… 
    人間も、寿命の最後に子どもを産んで産みっぱで死ぬなら、私もちゃんと責任を果たすのにな〜。お勤めの時間が長すぎるのよね、うん。

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    1. >うまんまさん
      昆虫は特に「大人になったらやる事は一つ」って感じしますね(´∀`)
      寿命の最後に産みっぱなしでいいなら、私も産みたいです(笑)
      人間の孵化(?)装置とかあれば良いのになぁ。男も産めるようになるとか…。
      SFの世界ですね( ̄▽ ̄;)

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