極寒の写真撮影ドライブ～樹氷編～

極寒の写真撮影ドライブ～樹氷編～

2020/2/26    nao

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こんにちは、naoです。真冬の撮影ドライブ最終回。樹氷の写真をご紹介します。

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今回の記事はトライポ注意かも。下のザラメかりんとうの画像を見て、平気な方だけお進みください…。

場所は、去年訪れた、更別（さらべつ）村の猿別（さるべつ）川です。

更別村の霧氷スポットで「ゆるふわ霧氷」を撮る

ジュエリーアイスの見られる豊頃町大津海岸は、海沿いなのでマイナス9℃でしたが、内陸にある更別村は、なんとマイナス21℃!!

クルマの気温計を撮影しておけばよかった。

十勝晴れ。風がなく、地表の電磁波(熱)が宇宙(上空)に放出される、「放射冷却現象 」というヤツです。

盆地の北見（umeの出身地）と、平野の帯広は、毎日最低気温を競い合っています。どちらも内陸で晴れの多い地域です。

暖冬なのに、川沿いは雪が多く、踏み跡もなかったので、猿別川に近づけません。

よく考えると、去年は1月初めに来ていましたが、今回は2月半ば、そりゃ暖冬といえども積雪量は違いますね。

しかも、今年も川霧は出ていない・・・。

川霧の発生条件を調べたけど、無風が原因かもしれないね。

付近をクルマでうろうろし、なんとか川に近い位置で駐車スペースを見つけて樹氷を撮影しました。

霜の付き具合はこんなカンジ

ここは河岸段丘の影になっているせいか、あまり光がまわらず、条件があまり良くありません。

それでも、今回も「ゆるふわ」に挑戦してみました。

背景を雪原にしてみる

ふんわりとした雰囲気にはなっているものの、光がまわっていないせいか、ちょっとグレーの眠い（コントラストの低い）画になってしまいました。
で、同じユルフワで背景を変えてみます。

背景を寒々しい川にしてみました

樹氷が浮き立ちましたが、ユルフワのキラキラ感は出ませんね。
では、カリカリでやってみましょう。

カリカリだと寒々しい

カリカリだと、なんか一般的な証拠写真になってしまいました。
やはり光って重要なんですね。

全部失敗じゃん!

ラッセルしてでも去年と同じ場所に行くべきだったかな・・・。

ちょっと眠たいですが、空が背景のユルフワ写真をどうぞ。

それでも眠い

やっぱりこの場所は光がまわらず失敗です。いさぎよく、猿別川から撤収することにします。

十勝の風景をご紹介

十勝平野には川が何本も流れ、その川が河岸段丘を作っています。

ここは札内川と猿別川が削った河岸段丘の低い部分で、見渡す限り真っ平らです。

真っ平らな十勝平野の雪原に地吹雪の紋様

この位置からまっすぐ西へ40km先に、急峻にそびえ立つ日高山脈がクッキリと見えます。
電線がないので、青い山脈がはっきりと写し取れました。

右の雄大な山が日高山脈の主峰、幌尻（ぽろしり）岳。「ポロ（大きい）シリ（山）」の名の通り、雄大で美しい。中央は岩内岳、左の白いトンガリはカムイエクウチカウシ山。アイヌ語で「熊（神）の転げ落ちる山」という意味です。

さらに視線を南側にうつすと、右の白い山がヤオロマップ岳、中央のＶの字をはさんで、右がルベツネ山で左がペテガリ岳。

日高山脈は約1300万年前に、東側の北米プレートが、西側のユーラシアプレートにめくれ上がるように乗り上げて形成されました。火山活動でつくられた山脈とは異なる、独特の山容をしています。

アポイ岳のかんらん岩 北海道様似町

北海道･襟裳岬の北西約50ｋｍにある｢アポイ岳｣という名前の山をご存じでしょうか？ ...

南端の様似町では、良質な「かんらん岩」を見ることができます。岩石好きのタモリさんに、『ブラタモリ』で是非訪れてもらいたい場所です。なぜなら、かんらん岩は通常地下深く（マントル上部）に存在し、地上に出てきたものは、ほとんどが変成して「蛇紋岩」に変わってしまうから。

様似町役場前の「かんらん岩広場」をタモさんに見せたい！

-20℃の世界で、すっかり体が冷え切ってしまいました。帰りに「寶龍 清水店 」に寄って味噌ラーメンを食べてから帰路につきました。

次回の撮影ドライブは春かしら?

4回に渡りおつきあいありがとうございました。

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