猫のケツに穴があいた話。

猫のケツに穴があいた話。

2019/4/13    ume

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ミルト君、不調の原因が判明しました。

結論から先に申し上げます。

肛門嚢に分泌液が過剰にたまり、破裂しました。

病院で抗生剤を投与され、現在は快方に向かっております。

4月11日(木)

朝抱っこしたら、やっぱり痛かったようで鳴かれました。抱っこ大好きなミルト君なのに…とても辛いです。

私は昼休みに、naoは仕事中も、会社からWEBカメラで様子をうかがっていました。ミルトは、いつもなら昼の間ずっと寝ています。

WEBカメラ。
寝ているようだけど、耳を見たら起きてる。

何度も起きて、舐める。

しかし、15分おきに起きてお尻を舐めます。痛くて熟睡できていないみたい。

本当は木曜日に病院に連れて行ければ良かったのですが、運悪く会社の用事で帰宅時間が遅くなってしまいました。

木曜夜。
なぜか元気に爪とぎ。

帰ってきたら、なんだか朝より調子が良さそうです。尻尾をあげてお出迎え。お尻も普通に床につけて座っています。

しかし、お尻を見てびっくり仰天。肛門と○袋の中間地点のちょっと左側（ひらがなの「く」の字に例えると、書き始めが肛門、書き終わりが○袋、傷は真ん中の曲がり地点）に赤黒いカタマリが…！？

え…これって、穴？

えらいこっちゃ！

直に写真を貼るのはためらわれるグロさなので、リンクを貼っておきます。でも無理に見なくていいですよ。

【閲覧注意】4月11日夜の様子

私が留守の間にウンチは二回しており、量は少なかったです。

お尻が大変な事態になっているのに、昨日より元気なのは何故なんだ！？

ひょっとして、神経噛みちぎっちゃった？…なんて考えてしまいました。

4月12日(金)

金曜朝。
ふつうに座ってる。

病院へ行く前に、もう一度お尻をチェック。赤黒さがとれて、穴がしっかり見えるようになりました。

【閲覧注意】4月12日夕の様子

朝出しておいたフードにはほとんど手をつけてません。ロイカナの消化器サポートはお気に召さないのか…。

ていうか、なんでケツに穴があいているのに平気そうなの！？痛くないの？ねぇ、ミルト君！

かかりつけの病院は家から遠く、年明けに移転してさらに行きづらくなりました。車の運転に自信が無いため、歩いて行ける近所の動物病院へ。

ここは以前、友達が利用していたのですが、あることがキッカケで転院したという、いわくつきの病院です。

初診だし、連れて行って臨時休診とかだと困るので、行く前に電話をしました。が、誰も出ない…。

行ってみたら、営業はしていましたが、スタッフの姿はなく、先生が受付・診察・調剤・会計を一人ですべてやっている様子でした。

体重は4.8kg。

先生はお尻を一目見て、分かったようです。

「肛門腺って知ってます？」と聞かれて、

（心の声）
「聞いたことあります？」なら「はい」って答えるけど、獣医に説明できるほど肛門腺の知識は無いぞ…

と、テンパった私は

「いえ…あの…人間にもありますか…？」

と言ってしまった。

獣医さん

いや…人間にはないです…

解剖学的なイラストを見ながら説明を受けました。

・肛門の左下、右下に肛門嚢という袋があり、肛門腺から分泌された液体がたまっている。

・分泌液は管を通って肛門から適宜排出されている。

・なんらかの原因で管がつまると、行き場をうしなった分泌液が肛門嚢にたまる（猫は痛みを感じる）

・最悪の場合、破裂する　←今ココ


膿が出てしまえば痛みはおさまるそうで、ミルトが急に復活した理由が分かりました。

破れた左の肛門嚢に薬剤を注入し、首元に抗生剤の注射を2本しました。スタッフはいませんので、保定は飼い主の私です(^◇^;)

かかりつけの病院も飼い主による保定なのですが、友達がお世話になっているM動物病院はスタッフが保定してくれるそうです。どちらが主流なのでしょうか？？皆さんの病院ではどうですか？ぜひ教えてください。


ワクチンの時は一瞬で終わるのでミルトも大人しいです。でも今回は尻尾をギューッと容赦なく掴まれ、お尻をグリグリされたものだから、さすがのミルトも先生に向かって「ハーーーーッ！！」とキレました。でも爪を出したり、噛んだりはしない。イイ子です。

必死でなだめながら保定していると、先生に「けっこうきかない性格？」と聞かれたので、

いえ！とっても優しい子ですっ！！

って答えたんだけど、先生の反応は鈍かった。


抗生剤の粉薬が三日分出ました。火曜日に再診です。穴は自然に塞がるみたい。塞がらなかったら縫合します。

4月13日(土)

頭ゴッツン。
甘えております^^

今朝起きたら、立派なウンチがしてありました！乳酸菌が効いたかな？

穴はもう塞がってきてます。猫の回復力ってスゴイです。人間なら問答無用で縫合ですよ…。あ、人間には肛門嚢はないんだった。

そんなにグロくはないけど、一応閲覧注意↓

4月13日朝の様子

食欲はまだ元に戻ってません。でも元気になってきてます。オモチャにじゃれついたりしてます♪

今思えば、火曜日、水曜日の歯磨きの時、口のまわりがいつもより熱かったです。肛門嚢が炎症を起こして、熱がでていたんだと思います。

便秘でお尻が痛いのかと思ってましたが、お尻が痛いから便秘だったんですね。先生曰く、肛門嚢の痛みで踏ん張れず、便が出にくくなるそうです。

今後、お尻を気にする素振りがあったら、すぐに病院へ行きます。

治療費

初診料　1,500円
皮下注射　2本分　3,800円
処置　1,200円
抗生剤　3日分　450円

合計　6,950円（税込7,506円）


友達から色々聞いていた病院だったけど、行って良かったです^^

毛玉の時との違い

金曜の朝。
ケツに穴があいているのに寛いでいる。

昨年、腸に抜け毛がつまって入院したときとの症状の違いを記しておきます。

毛玉の時

・食欲ゼロ。食べ物はもちろん、水も受け付けなくなる。
・便の出、尿の出が悪くなる
・吐く
・人間と目を合わせない
・部屋の隅っこでジッとうずくまっている
・まったく鳴かなくなる

肛門嚢炎の時

・食欲は落ちるがゼロではない。水はいつも通り飲んでいる。
・しっぽが下がる
・お尻を気にして頻繁に舐める
・床にお尻をつけるのをためらう
・抱っこすると痛がる
・熱が出る
・尿の出は通常通り
・歩き方がゆっくり、ヨタヨタする
・ジャンプしたりダッシュができなくなる

おまけ

木曜の夜、お尻を舐めすぎないよう即席エリザベスカラーを巻いた猫。

naoは爆笑してましたが、私は超真剣だったんです。

即席めんによる
即席エリザベスカラー

カラーをつけていると水も飲めなくなるので、結局すぐに外しましたけど…。

みなさん、ご心配をおかけしました。ミルト君が上手に薬を飲めるよう、もうちょっとだけ、応援をお願いいたします！

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