2019/10/31

すべらない『靴』のお話。



皆さん、こんにちは。naoです。

誕生日プレゼントに、滑らない冬靴を買って貰いました。



冬靴とスタッドレスタイヤの寿命



今まで履いていたモンベルの「ネージュウォーカー」が寿命を迎えました。

お久しぶりのヤマセミさん。HAPPYが二倍になったワケ^^



今年の2月の記事ですが、冬真っ盛りにもかかわらず、帰りの橋の上では、ツルツルと滑るようになっていました。


今まで履いていた靴。


モンベルのスノートレー。ってか、スノートレーって内地の人に通じるのかしら?『水曜どうでしょう』で大泉さんが「雪面のトビウオ」と言っていたアレです。もっと分かりづらい?


【モンベル】ネージュウォーカー Men's



滑るとは言ったものの、このブーツは、それなりに有名なメーカーのソールです。


靴底が汚くてすみません

アメリカのトラックス社のモンベル版、トレイルグリッパーというソールを使っていました。

これは、濡れた岩場でも滑らないという性能を持っているそうです。

が、さすがに4年も使っているとすり減って、雪上でも滑ってしまいます。

北海道のクルマは、冬になると「スタッドレスタイヤ」という、滑りにくいゴムタイヤに交換していますが、このスタッドレスタイヤも、4シーズン目にはとたんに滑りやすくなります。摩耗と、タイヤのゴムが硬化することが原因です。



アークティックグリップは凄い!


靴底もタイヤと同じくゴムでできています。

タイヤメーカー各社が、毎年スタッドレスの性能を競い、さかんにCMをしているのですから、靴底の性能も4年前より向上しているはず。

と、思って探すとありました!

Arctic Grip



ビブラムは、イタリアのアウターソール(靴底)専門メーカーです。

登山靴のアウターソールといえばビブラムですよね? って、登山する人しか伝わらないかも。

ちなみに、ume&naoが持っているキャラバン社の登山靴は、エントリーモデルなので自社ソールですが、ワンランク上のモデルからビブラムソールになります。

最近はビブラムソールを使った高価な「スポーツサンダル」もあるようです。

ビブラムソールのサンダルは、履きやすそうなんだけど、高いんだよね。


アークティックグリップソールに話を戻します。

ビブラムには、「グリップソール」という冬用ソールがありました。

が、3年ほど前にこの「アークティックグリップソール」を開発し、メレルのブーツに初採用されます。

商品 | MERRELL(メレル)



アークティックグリップソールの何が凄いかというと…。

一つ目の特徴は、20℃~-20℃の範囲で、ゴムの硬さが変わらないこと。

ゴムが硬くなると滑るというのは、先ほどスタッドレスタイヤを例にお伝えしましたね。

低温で硬化するのはゴムの宿命でありますが、これを克服したのが凄い。どういう仕組みかは分かりません。


二つ目は、角度がついた氷の上でも滑らないことです。

実際にビブラムの紹介動画をご覧ください。


みなさん、右足をビブラムアークティックグリップ、左足は普段靴です。

冬の藻岩山や円山に野鳥観察に行くと、ツルッツルに磨かれた坂道に出くわします。

そんなとき、この靴底が役にたちそうです!



札幌市内のアウトドアショップで冬靴探し


さて、「アークティックグリップソール」を採用した冬靴を探しに、札幌市内のアウトドアショップを巡りました。

最初はカヤックでお世話になっている「秀岳荘」白石店に行きました。

が、やはり採用しているのはメレルだけ。ノースフェースのブーツがたくさんありましたが、靴底はビブラムの旧タイプ「グリップソール」でした。

メレルの靴でもいいんですけど、重いんですよね。umeに「何kmも雪道を歩くのだから、軽い方が絶対に良いよ」と強く勧められたこともあり、購入にはいたりませんでした。


umeのの冬靴ソール。
ビブラムじゃなくてノースフェースオリジナルです。


2軒目にゼビオドーム札幌月寒店に行きました。

メレルの製品がいくつかありましたが、アークティックグリップソールを採用した製品はひとつもありません。ファミリー層向けの品ぞろえのようで、ちょっと店選びを失敗したかな?…そう思っていた時。

たまたまumeが手に取ったcolumbiaのブーツの底に、「ビブラム アークティックグリップ」の文字が!!

軽く、デザインも良く、ファスナーで脱ぎ履きもしやすく、レースアップ(靴紐)も引っ張るだけというお手軽さ!!

値段も、秀岳荘で見たメレルの靴より10,000円近くお安い!


「季節ものはサイズがなくなる前に買え」というumeの金言に従い、誕生日まで1ヶ月もあるのに、買ってもらっちゃいました!

わーい!


サップランド アーク ウォータプルーフ オムニヒート
名前が長い…




開封の儀


水色の箱を


パカッ


雪が入りづらいミドルカットのブーツで、横には止水ファスナーがついています。

中綿がとても暖かそうです。オムニヒートという熱を逃がさないアルミのようなインナーがついています。


ビブラムのタグが誇らしげな冬靴と、興味津々のネコ。


ソールにもビブラムロゴ

この滑りにくいソール、アークティックグリップは、青いチップが入ったゴムソールが特徴です。

なので、靴の裏を見て、ビブラムの黄色いロゴと青い斑点があれば、ほぼ間違いなくアークティックグリップソールです。


ロゴのアップ


グリップ力と無関係ですが、ロゴの上にある白い三角。氷点下になると、この白い三角が青くなるギミックが搭載されています。

歩いている最中にイチイチ靴の裏なんか見ないよねぇ?氷点下は肌でわかるぞ!


付属していた様々なタグ


表面に使われているのは高耐久性ファブリックのコーデュラ。

防水性能はゴアテックスではありませんが、コロムビアオリジナルの防水素材のようです。


ビブラムタグの内面

ビブラムのタグには、アークティックグリップソールの概要が書いてありましたが、日本語がありません。

訳すると、「ビブラム史上最も優れた氷上性能。濡れた氷上で特に威力を発揮します。ビブラムクオリティとパフォーマンス。今までのビブラムソールに比べ、特に氷点下・氷上・雪上面でのグリップ力が向上」って感じかな。


冬の探鳥撮影がはかどること間違いなし!今から雪道を歩くのが楽しみです。



ポチっとよろしく♪

応援ありがとうございます♪

4 件のコメント :

  1. スノートレー懐かしい~。
    北海道を出て雪の日によく言われるのが、「北海道の人は雪に慣れてるから滑ったり転んだりしないんでしょ」ですが…北海道出身でも滑るし転ぶ!!と声を大にして言いたいです。 やっぱり靴ですよねー。

    そしてここっ↓
    「季節ものはサイズがなくなる前に買え」というumeの金言
    umeさんの金言ですか(笑) いやでもこれは真実ですね。 
    むしろ「季節ものは運命の出会いがあったら即買え」です!!

    返信削除
    返信
    1. >虎ノ介さん
      道民なら、子供の頃は全員スノートレーのお世話になってましたよね(笑)
      凍結路面の歩き方は知っているけれど、靴はちゃんとしたのを履かないと、道民でも転びます^^
      夜、黒く光っている道路が、濡れているだけなのか、ブラックアイスバーンなのか、分からなくてドキドキするし。

      「季節ものは運命の出会いがあったら即買え」その通りです!
      今回のはまさに運命の出会い。
      量販店でも、サイズ違いは一個ずつくらいしか置いてないので、即買い推奨です^^

      削除
  2. naoさんはカメラだけでなくモノに凝るんですねぇ。こだわって探してるとちゃんと運命の出会いが用意されてるものなんですね(*^^*)
    次の季節の準備をするのってなんだか幸せですよね。私もひざ掛け買いに行こっと。

    返信削除
    返信
    1. >うまんまさん
      靴底にこだわる男…(・∀・)
      最初に「誕生日プレゼントは、この靴底の靴がいい」と言われたときは「へ?」でしたよ…。
      靴のブランドじゃなく、靴底のブランド指定とは。
      運命の出会い、あるもんですね~靴だけど(笑)
      うまんまさんも、運命のひざ掛けを見つけ出してください(≧▽≦)♪

      削除