磯焼け問題に光明?ウニとキャベツのイイ関係
今日ネットで興味を引かれた記事がありました。ご紹介しますね。
2018年1月20日付 時事通信社より |
時事通信社のこちらのニュース。
神奈川県三浦市で、海藻を食べる厄介者だったウニに、規格外で廃棄されたキャベツを与えたところ、身がギッシリでしかも美味しいウニになったそうです。
ウニが何でも食べるからといって、海の生きものに畑でとれた野菜を与えちゃう、その発想がすごいですね!
積丹「なぎさ食堂」のウニ丼 |
ウニは言わずと知れた高級食材。北海道の美味しい食べ物代表でもあります。
中でも積丹半島は、ウニの産地として知られています。
7月~8月の週末は、美味しいウニ丼を求めて、余市から積丹まで「ウニ渋滞」が起きるほどです。
美国の海(2015年8月) |
積丹の海にカヤックで漕ぎ出すと、海底や海中の岩場にはウニがたくさん見えます。
H2Oアドベンチャーさんのインスタより(@h2oxa) |
一方で美国漁港周辺は、磯焼けで海底が真っ白でした。
太陽の光が差し込むと、それはそれは美しい景色なのですが、海藻が育たないと魚たちもいなくなります。
「綺麗だな~」と手放しで喜べない、複雑な気持ちになったのを覚えています。
美国の磯焼け問題に取り組む「美しい海づくりプロジェクト」
北海道の漁師さんをも困らせている、ウニと磯焼けの問題。
今回のニュースは、ウニの食害に悩む自治体にとって朗報ではないでしょうか?
難しい技術も必要なさそうですしね。
北海道はキャベツの主産地ではないので、別の野菜、たとえばビート(甜菜)の葉っぱ部分とか使えないかしら?
「ウニ キャベツ」で検索して見つけた写真^^油壺マリンパークで撮影されたそうです。 |
数年後には、三浦市がウニの名産地として、北海道をしのぐ存在になっているかもしれませんね。