2018/01/06

人から借りて読んだ本の思い出




昨日の宣言通り、紀伊國屋書店でハウツー本を買ってきました。

この二冊はこれから読みます。タメになった事などあれば、後日紹介したいです。

ところで久しぶりに大型書店に足を運んだのですが、意外と混んでました。

老若男女、まんべんなくお客さんがいました。

若い世代は特に、ネットで買ったり、電子書籍を利用したりしているものだと思ってましたけど、実店舗の需要はまだあるんですね。良きかな良きかな。

目に付いたのは、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の書籍と『君たちはどう生きるか』。この二つが今、書店が売りたい本らしいです。買わないけど。

あまのじゃくな私は、本屋が山積みにして販売する本は買う気がおきないのです。

「だって、売りたいだけでしょ?」って。ひねくれ者です。

でももし、仲の良い友達が『わたしを離さないで』をオススメしてくれたら読みます。

本当に面白いから薦めてくれるのだろうし、何より友達が読んでいる本って気になります。…気になりません?

これまで色々な人が私に本を貸してくれました。

中でも印象に残っているものを並べてみます。


『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹


高校の同級生が休み時間に読んでいて、「何読んでるの?」って聞いたら後日貸してくれました。

あらすじ
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす<僕>の物語、[世界の終り]。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた<私>が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する[ハードボイルド・ワンダーランド]。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

私と村上春樹の出会いは、この本です。


今売ってるのとは表紙が違うかも


今でも大好きな一冊。村上春樹の長編小説は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』か『羊をめぐる冒険』がマイベスト。

ただ一番最初、読み方を間違ってしまって…。

「世界の終り」だけ、先に全部読んじゃったのです。

後から「ハードボイルド・ワンダーランド」の部分を読んで「あああ~!」って頭をかきむしりました。

今となっては良い思い出です。

『姑獲鳥の夏』京極夏彦


大学の友人が「これはすごい!」と貸してくれました。

内容より前に、まず見た目がインパクト大でしたね。

鈍器になりそうなくらい分厚いし、開いたらまさかの二段構えだし…。字が、ギッシリ。

でも読み始めたら止まりません。

あらすじ
この世には不思議なことなど何もないのだよ――古本屋にして陰陽師(おんみょうじ)が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第1弾。東京・雑司ヶ谷(ぞうしがや)の医院に奇怪な噂が流れる。娘は20箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津(えのきづ)らの推理を超え噂は意外な結末へ。


量子力学を怪談に仕立て上げるという、発想が天才的。

冒頭の関口先生と京極堂の問答シーンだけでも、読む価値あります。

「後ろを振り返ったら、姑獲鳥いるかもしんない…。」って怖くなりますよ…。




『殺人鬼』綾辻行人


大学の後輩が、「umeさん、こういうの好きそう」って貸してくれました。

読んでる最中から、「あいつ…どういうつもりだ…(怒)」と震えた衝撃の一冊。

あらすじ
夏期合宿のため双葉山を訪れた親睦団体「TCメンバーズ」の一行。人里離れた山中での楽しいサマーキャンプは、突如出現した殺人鬼によって、阿鼻叫喚の地獄と化した。次々と殺されてゆく仲間たち…手足が切断され、眼球が抉りだされ、生首は宙を舞う。血塗れの殺戮はいつまで続くのか。殺人鬼の正体は。驚愕の大トリックが仕掛けられた、史上初の新本格スプラッタ・ホラー。


まぁ。グロい。

殺し方がスプラッターすぎて、キツかったです。でもオチが気になって全部読みました。

返す時に、後輩が「どうでした?吐きそうになったでしょ?」とニヤニヤしていたのを今でも覚えています…。

綾辻行人はこの本でトラウマになってしまって、それ以降は手にとってません。



『夜行観覧車』湊かなえ


会社の元上司(男性)が貸してくれました。流行の本をジャンル問わず読む人でしたね。最新作をどんどんまわしてくれるので、ありがたかったです。

あらすじ
父親が被害者で母親が加害者--。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

『夜行観覧車』は小説として完成度が高いなぁという印象が残ってます。

人間の負の感情を書かせたら、湊かなえの右に出る者はいないのではないでしょうか?

それくらい、ドロドロを書くのが上手い人です。

ま、好きかどうかは別ですけどね。




おわりに



最近は、私の興味の対象を知っている人が、好みにあった本を貸してくれることはあります。ただ、これだと新しいジャンルの開拓にはつながりません。

来週、大学の友人と集まる機会があるので、「オススメの本ある?」って聞いてみようと思います。