2018/01/28

雪の日は、映画三昧。



土曜日は日中ずっと雪…。
楽しみにしていた野鳥観察もお休みです。
夜は出かける用事があったので、それまでお家でノンビリ映画鑑賞を楽しみました。

画像を見てお分かりの通り、ホラー三本立てです^^
私、ホラー映画が大好物でして。
スプラッタ系、ゾンビ系は苦手です。心理的な恐怖を煽る映画を好んで観ます。

ドコモの映像配信サービス「dTV」を利用しました。家から出なくても映画が見放題って、すごい時代になったものです。



『イット・フォローズ』


あらすじ
19歳のジェイはある男から“それ”をうつされ、その日以降、他の人には見えないはずのものが見え始める。動きはゆっくりとしているが、確実に自分を目がけて歩いてくる“それ”に捕まると死が待ちうけるという。しかも“それ”は時と場所を選ばずに襲ってくるうえ、姿を様々に変化させてくるのだ。いつ襲ってくるか分からない恐怖と常に戦い続けながらジェイは果たして“それ”から逃げ切ることができるのか!?誰も体験したことのない<超・新感覚>の恐怖がずっとあなたに憑いてくる―。





おそらく鑑賞者の年齢によって評価が分かれる作品です。
ティーンエイジャーにはウケないだろうなぁ。アラサー以上でないと、作品の意図するところに気づけないと思われます。

展開がゆっくりしていて、登場人物も始終けだるげ。観ていて飽きてしまう人がいるかもしれません。

しかし、映像はとても美しく作られています。「爆音で驚かす系」ではなく、ひたすら不安と恐怖を煽る音楽が、絶妙なスパイスとなっています。

「それ」の正体を考察するのが楽しい。もし自分なら、不眠症→精神崩壊→「それ」に捕まって死亡…ですね。絶対眠れないですよ。いつやってくるか分からないんですから。

印象的に登場する「プール」は「羊水」のメタファーなのかな、と思いました。



『キャビン』


あらすじ
山奥の別荘へバカンスに出かけた大学生5人。地下室で古い日記を発見したところから、恐怖の夜が始まる。
彼らの行動を逐一監視し、コントロールしている謎の組織の存在。
組織の目的とは?彼らは別荘から脱出できるのか?







これをホラーと言っていいのか…。

ブラックユーモアとメタ要素、往年のホラー映画に対するリスペクトとオマージュ。
最高に面白かったです。全然怖くないです。むしろ笑えます。

組織がハイテクなんだかアナログなんだか。バリアーみたいな装置を使う反面、昔ながらの赤電話があったり、巨大な謎のレバー(笑)があったり。

これは、もう一回観たいと思っています。一時停止を押しながら^^



『1408号室』


あらすじ
作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが……。



映画.com 『1408号室』予告編


今回は二度目の鑑賞です。naoにみせたかったもので。

主人公のマイクがいけすかないオッサンで、1408号室で散々な目に遭うんですけど、まぁ「自業自得」なんですよね。序盤は全く同情の余地なし。

最初物理攻撃で殺りにくるものの、マイクが意外にもしぶといせいか、徐々に精神攻撃に切り替えます。

トラウマを抉りに抉って、マイクを絶望のどん底にたたき落とします。…これはキツい。
幽霊より、殺人鬼より、全然怖いですよ。




娘の幻影を抱きしめる姿を見て、やっと「マイクが可哀想」って思えました。

ほぼ、ジョン・キューザックの一人芝居で成り立っている作品です。

マイクの慢心、怒り、恐怖、絶望……様々な感情を体当たりで演じています。ジョン・キューザックの名演なくして、この映画は成立しません。

カーペンターズの「愛のプレリュード」が、怪異のトリガーとして使われています。…正直、これが一番怖いです。

それから、ホテルの支配人オリン(サミュエル・L・ジャクソン)。
絵はがきをマイクに送ったのは、オリンなんじゃないかな?だってサミュエル・L・ジャクソンですよ?フツーの支配人なわけないですもん(笑)

余談ですが、サンヨー製のボイスレコーダー、頑丈すぎ(笑)



まとめ



おすすめ順は『キャビン』>『1408号室』>『イット・フォローズ』ですね。

どれも及第作です。観て損はないと思いますよ。機会があれば是非ご覧になってみてくださいね^^



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